独立行政法人国立高等専門学校機構
【鳥羽商船高専】情報通信研究機構との間で委託研究公募に採択
独立行政法人国立高等専門学校機構鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市 校長:和泉 充 以下「鳥羽商船高専」)は、国立研究開発法人情報通信研究機構の委託研究の公募に提案を行い、提案課題が採択されました。
藻場データ地図アプリ表示及び観測海域と収集画像データイメージ図
【概要】
日本においてもGX(Green Transformation)担当相が設置されるなど、脱炭素社会に向けた取り組みが加速しています。そこで、ブルーカーボンの貯留量を自動計測するために、水中カメラを漁船に取り付け、位置情報と合わせてクラウドに集約することで、日常的に藻類の繁茂位置を記録し、種類、体積を自動的に算出する仕組みを構築します。従来から漁村が取り組んできた藻類の保全・育成・養殖の成果を見える化することで、漁獲量の向上につなげることはもちろん、今後はネガティブエミッションとして漁業関係者にも認知してもらうことが重要となります。Jブルークレジットなど漁業収入以外を獲得する素地を構築し、都市部の企業との連携を生み出し、これらをきっかけに漁村の創生につなげていきます。
当該研究については令和4年11月30付で契約締結がなされ、研究が進むことになります。
本事業は、GEAR(ギア)5.0農水事業の一環として実施しております。
GEAR5.0について
https://www.kosen-k.go.jp/about/profile/gear5.0-compass5.0.html
GEAR5.0農水について
https://www.toba-cmt.ac.jp/gear-nousui/
鳥羽商船高等専門学校について
明治の六大教育家の一人、近藤真琴を校祖とする鳥羽商船高等専門学校は、明治8年(1875年)9月に現在の東京都港区浜松町に航海測量習練所として創基し、その分校として、明治14年(1881年)8月20日に三重県鳥羽町に鳥羽商船黌として創立された。その後、私立、市立、県立などの変遷を経て、昭和42年(1967年)6月に国立鳥羽商船高等専門学校となった。令和7年(2025年)には創基150周年を迎えます。
「先取・礼譲・質実剛健」を教育理念とし、世界と地域で活躍する、科学的思考を持つ高度な技術者を育成し、令和4年9月現在で7千人を超える卒業生・修了生を輩出しています。
【学校概要】
会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校
所在地:三重県鳥羽市池上町1番1号
代表者:和泉 充設立:1881年
URL:https://www.toba-cmt.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
鳥羽商船高等専門学校 外観
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鳥羽商船高等専門学校総務課総務係
TEL:0599-25-8000
e-mail:soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp
~2022年度 高等専門学校制度は創設60周年を迎えます~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/