株式会社オージス総研(本社:大阪市西区、代表取締役社長:平山 輝)は、この度アジャイル開発手法のソフトウェア開発の現場への適用を推進するために、「アジャイル開発センター」という組織を新たに発足致しました。「アジャイル開発センター」は、従来より開発方法論とプロジェクトの測定分析技術に関する研究を行ってきた「ソフトウェア工学センター」のメンバーと研究内容を引き継ぎ、それを「独自のアジャイル開発手法OSAM(OGIS Scalable Agile Method)の開発とソフトウェア開発の現場への適用」を中心にして再構成する形で活動を展開します。
当社が考えるアジャイル開発は、開発途上で動くソフトウェアを逐次作成し、それによりお客様のフィードバックを頂き、開発上のリスクの管理を行いながらお客様の業務に役立つソフトウェアを早く完成させるというものです。つまり、以下の2点がゴールになります。
・お客様のニーズに即したソフトウェアをより早く作る
・開発上のリスクをより良く管理する
これらに加えて、当社はアジャイル開発の適用範囲を小規模開発から大規模開発へとスケールアップすることを目指します。
これらのゴールを実現するために、当社はアジャイル開発でもモデリングを積極的に活用すべきだと考えています。そのために、世界的に最も普及したアジャイル開発手法である「スクラム」を基本とし、それに「アジャイルUP」(*)という開発フレームワークと組み合わせる開発方式を提案します。このアジャイル開発手法「スクラム」と「アジャイルUP」を組み合わせた手法を「OGIS Scalable Agile Method (OSAM)」と呼びます。
*: アジャイルUPは、Scott Ambler氏が提唱する開発フレームワークであり、統一プロセス(UP: Unified Process)のアジャイル版です。
通常のアジャイル開発手法の利点に加えて、OSAMは以下のような利点を提供します。
・マイルストーンの設定による長期的な開発目標の達成状況の明確化
・モデリングの有効活用による開発の効率化
さらに、従来から行ってきた機能規模測定手法COSMIC法によるソフトウェア規模の測定技術を活用し、当初の開発規模だけではなく、開発途上の変更の規模を定量化し、限られた予算でどこまでの変更が可能かという点についてお客様と開発者がより合理的な判断を下せるように支援します。
■株式会社オージス総研について http://www.ogis-ri.co.jp/
・所在地 :大阪市西区千代崎3丁目南2番37号
・事業内容:ソフトウェア開発、情報処理サービス、コンピューター、機器・ソフトウェア販売
・設立日 :1983年6月29日
・資本金 :4億円(大阪ガス株式会社100%出資)
オージス総研は、大阪ガス株式会社100%出資の情報子会社であり、同社の基幹システムの開発から運用までを一貫して提供するとともに、日本のオブジェクト指向開発やUML(統一モデリング言語)の分野におけるパイオニア企業としての一面を持つ独立系のソリューションプロバイダです。持続可能なITシステムを目指す百年アーキテクチャ、モデルベース開発を核として企業に新しいビジョンを提供し、現在は製造・金融・公益など全国で幅広い実績を有しています。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社オージス総研 技術部 アジャイル開発センター
E-mail:info@ogis-ri.co.jp
TEL:06-6871-7993
■以下、参考情報
<オージス総研の取り組みについて>
・開発手法の適用支援と改良
「OGIS Scalable Agile Method (OSAM)」で開発を行うことを支援するとともに、開発の実践の中でのOSAMを改良していきます。
また、従来から行っているソフトウェア工学センターの以下の取り組みも継続しています。
-ソフトウェア開発を効率化したり、成果物の品質を向上させるためのモデリングやテスティング手法の調査及び実践を行っています。
-海外のモデリング手法、開発方法論、測定手法に関する情報を翻訳し、日本に紹介しています。
・プロジェクトの測定
-機能規模測定手法COSMIC法を用いて、ウォーターフォール開発、統一プロセス、アジャイル開発までの様々な開発プロセス(方法論)を適用したプロジェクトの開発生産性を測定し、開発生産性や品質を改善するために有効な開発プラクティスや技術を見出します。
<補足>
・機能規模測定手法COSMIC法
-ISOおよびJIS標準である機能規模測定手法の1つ。システムの境界と永続記憶との間でやりとりされるデータの種類を数えることで機能規模を測定する手法。測定マニュアルやガイドラインが無償で提供されています。
※COSMIC法の測定マニュアルの日本語訳は、http://www.jfpug.gr.jp/cosmic/CFFP-index.htmlで提供されています。
当社が考えるアジャイル開発は、開発途上で動くソフトウェアを逐次作成し、それによりお客様のフィードバックを頂き、開発上のリスクの管理を行いながらお客様の業務に役立つソフトウェアを早く完成させるというものです。つまり、以下の2点がゴールになります。
・お客様のニーズに即したソフトウェアをより早く作る
・開発上のリスクをより良く管理する
これらに加えて、当社はアジャイル開発の適用範囲を小規模開発から大規模開発へとスケールアップすることを目指します。
これらのゴールを実現するために、当社はアジャイル開発でもモデリングを積極的に活用すべきだと考えています。そのために、世界的に最も普及したアジャイル開発手法である「スクラム」を基本とし、それに「アジャイルUP」(*)という開発フレームワークと組み合わせる開発方式を提案します。このアジャイル開発手法「スクラム」と「アジャイルUP」を組み合わせた手法を「OGIS Scalable Agile Method (OSAM)」と呼びます。
*: アジャイルUPは、Scott Ambler氏が提唱する開発フレームワークであり、統一プロセス(UP: Unified Process)のアジャイル版です。
通常のアジャイル開発手法の利点に加えて、OSAMは以下のような利点を提供します。
・マイルストーンの設定による長期的な開発目標の達成状況の明確化
・モデリングの有効活用による開発の効率化
さらに、従来から行ってきた機能規模測定手法COSMIC法によるソフトウェア規模の測定技術を活用し、当初の開発規模だけではなく、開発途上の変更の規模を定量化し、限られた予算でどこまでの変更が可能かという点についてお客様と開発者がより合理的な判断を下せるように支援します。
■株式会社オージス総研について http://www.ogis-ri.co.jp/
・所在地 :大阪市西区千代崎3丁目南2番37号
・事業内容:ソフトウェア開発、情報処理サービス、コンピューター、機器・ソフトウェア販売
・設立日 :1983年6月29日
・資本金 :4億円(大阪ガス株式会社100%出資)
オージス総研は、大阪ガス株式会社100%出資の情報子会社であり、同社の基幹システムの開発から運用までを一貫して提供するとともに、日本のオブジェクト指向開発やUML(統一モデリング言語)の分野におけるパイオニア企業としての一面を持つ独立系のソリューションプロバイダです。持続可能なITシステムを目指す百年アーキテクチャ、モデルベース開発を核として企業に新しいビジョンを提供し、現在は製造・金融・公益など全国で幅広い実績を有しています。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社オージス総研 技術部 アジャイル開発センター
E-mail:info@ogis-ri.co.jp
TEL:06-6871-7993
■以下、参考情報
<オージス総研の取り組みについて>
・開発手法の適用支援と改良
「OGIS Scalable Agile Method (OSAM)」で開発を行うことを支援するとともに、開発の実践の中でのOSAMを改良していきます。
また、従来から行っているソフトウェア工学センターの以下の取り組みも継続しています。
-ソフトウェア開発を効率化したり、成果物の品質を向上させるためのモデリングやテスティング手法の調査及び実践を行っています。
-海外のモデリング手法、開発方法論、測定手法に関する情報を翻訳し、日本に紹介しています。
・プロジェクトの測定
-機能規模測定手法COSMIC法を用いて、ウォーターフォール開発、統一プロセス、アジャイル開発までの様々な開発プロセス(方法論)を適用したプロジェクトの開発生産性を測定し、開発生産性や品質を改善するために有効な開発プラクティスや技術を見出します。
<補足>
・機能規模測定手法COSMIC法
-ISOおよびJIS標準である機能規模測定手法の1つ。システムの境界と永続記憶との間でやりとりされるデータの種類を数えることで機能規模を測定する手法。測定マニュアルやガイドラインが無償で提供されています。
※COSMIC法の測定マニュアルの日本語訳は、http://www.jfpug.gr.jp/cosmic/CFFP-index.htmlで提供されています。