プレスリリース

2010年11月8日 11時10分

株式会社オージス総研

オージス総研、証券会社向けOMGEO CTMの認証を取得 -日本の証券各社によるOMGEO CTM採用を加速し、業務処理効率の向上を後押しへ-

金融

【2010年11月8日、東京】 ポストトレード業務効率のグローバルスタンダードであるオムジオ株式会社(本社:東京都千代田区、社長兼最高経営責任者:マリアン・ブラウン、以下オムジオ)と日本の金融業界におけるリーディング・システムインテグレーターである株式会社オージス総研(本社:大阪市西区、代表取締役社長:平山 輝、以下 オージス総研)は、オムジオの証券会社向けサービスOmgeo CTM (Omgeo Central Trade ManagerSM )との接続を容易にするインターフェース製品「Lufei」をオージス総研が開発し、オムジオの認証を取得したことを、本日発表いたしました。 Omgeo CTMは、クロスボーダーおよび国内の債券・株式取引に対応し、機関投資家と証券会社間のポストトレードの取引処理を自動化するセントラル・マッチング・プラットフォームで、取引ワークフローを合理化することにより業務効率の向上、リスク軽減を実現します。

今回オージス総研の「Lufei」がOmgeo CTMの認証を取得したことにより、オージス総研は、Omgeo CTMのアロケーション・コンファメーション・ワークフロー(国内取引を執行価格ベースで行う日本の取引慣習)に対応する、初めてのオムジオパートナー企業となります。また、両社の提携により、Omgeo OASYS Globalワークステーションのimport/export機能を現在採用している日本の証券会社のお客様は、オージス総研の「Lufei」を導入することにより、Omgeo CTMへのシームレスな移行が可能になります。 その結果、セントラル・マッチングによる取引ライフサイクルの加速、および業務リスクの削減、取引同日約定承認(SDA)率の向上を実現することができます。

調査によりますと、Omgeo OASYS Globalのようなローカル・マッチング・ソリューションを利用した場合SDA率が72%なのと比較して、Omgeo CTMのセントラル・マッチング機能を利用するとSDA率は98%に上昇することが判明しています。 Omgeo CTMを利用することで、取引承認までの時間を短縮し、業務のリスクおよびコスト、フェイル取引発生を低下させることができるほか、決済効率も向上します。

オムジオ・アジア・パシフィック地区のエグゼクティブ・ディレクターであるジェームズ・E・ドラムは、次のようにコメントしています。「オムジオは、アジア地域で最も急成長を遂げている日本市場への強いコミットを今後も継続します。オムジオとオージス総研とのパートナーシップにより、現在Omgeo OASYS Globalを利用されている証券会社のお客様は、Omgeo CTMの認証インターフェースであるオージス総研のLufeiが利用可能になるため、オムジオのセントラル・マッチング・ソリューションへシームレスに移行できます。このことは、オムジオのOASYS Globalのコミュニティメンバーにとって特に重要な意味を持ちます」

オージス総研の取締役で販売担当常務執行役員の栗山顕蔵氏は、次のようにコメントしています。
「市場規模の拡大が鈍化している今、市場競争は厳しさをまし、各企業は生き残っていくためにさらなる業務効率化を求められています。このような経済状況のなか、このたびオージス総研とオムジオは、パートナーシップにより証券業界ビジネスのさらなる業務効率の向上を推進するソリューションを提供し、Omgeo CTMの新規ユーザーならびにOmgeo CTMへ移行するOmgeo OASYS Globalの既存ユーザーの業務効率改善に貢献して参ります。すでに、証券業界のお客様より本ソリューションに対する強い期待と関心をいただいていることは喜ばしい限りであり、今後ともオムジオ社とのパートナーシップにより日本の証券市場における業務リスク削減へ寄与してまいります。」


オージス総研について
オージス総研は、大阪ガス株式会社100%出資の情報子会社であり、同社の基幹システムの開発から運用までを一貫して提供するとともに、日本のオブジェクト指向開発やUML(統一モデリング言語)の分野におけるパイオニア企業としての一面を持つ独立系のソリューションプロバイダです。持続可能なITシステムを目指す百年アーキテクチャ、モデルベース開発を核として企業に新しいビジョンを提供し、現在は製造・金融・公益など全国で幅広い実績を有しています。

オムジオについて
オムジオは、機関投資家と証券会社間で取引された約定確認を迅速かつ自動的に行い、ポストトレード業務に確実性をもたらしています。 オムジオのコミュニティは世界45カ国、6,000社を超え、取引照合、取引アロケーションの例外処理、約定確認、決済指図を効率的に管理しています。オムジオは、ますます取引量が拡大し続ける時代の中で、複雑さが増す投資業界に対して業務の安定性と収益性にフォーカスしたソリューションを提供しています。 クロスボーダー取引、あらゆるアセットクラス、取引ライフサイクル全般をカバーし、オムジオは投資業界での業務効率におけるグローバルスタンダードの地位を確立しています。 オムジオは、世界最大の証券保管・決済機構であるDTCC(米国証券振替機構)と、金融情報サービスプロバイダであるトムソンロイターの提携により、2001年に設立されました。
日本においては東京・千代田区に拠点を構えております。オムジオに関する詳細は、http://www.omgeo.com/japan をご覧ください。



<プレスお問い合わせ先>

株式会社オージス総研
営業本部 東日本営業部
Tel:03-5440-4771  E-mail:info@ogis-ri.co.jp
〒108-0023
東京都港区芝浦4丁目13-23(MS芝浦ビル)

オムジオ株式会社
マーケティング&PRマネージャ
大塚 雅美
masami.otsuka@omgeo.com
Tel: 03-5218-7650
〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル

関連URL:http://www.ogis-ri.co.jp/pickup/omgeo/lufei/index.html