この度、第8回 三井住空間デザインコンペ最優秀賞「三井住空間デザイン賞」として小野 裕美 氏 の作品『広がる通りみち』が完成し、「パークホームズLaLa新三郷(19階建て、総戸数250戸)」の一住戸として分譲されます。また、本住戸は2014年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
本デザインコンペは、時代のニーズにあった『デベロッパーと建築家・デザイナーとの新しい関係』を探る機会として2002年にスタートしました。次代の才能を発掘し、これからの豊かな暮らしの在り方を共に示すことで集合住宅の新しい価値の創造を目指しています。11月1日には第9回テーマを発表し作品の募集をいたします。
三井住空間デザイン賞『広がる通りみち』
『現代の共働き夫婦の子育て住宅』をテーマに一般公募したところ、588点の応募作品が寄せられました。
小野氏の『広がる通りみち』は、住まいを“水回り”と“寝室”、“通りみち=共有空間”に大きく3分割しています。「通りみち」は単なる廊下ではなく、住まう人が自由な発想で使いこなせる開放的な空間です。「通りみち」を挟んでゆるやかに住戸内がつながることで家族同士が気配を感じ、家事や子育てを自然にサポートすることを可能にしています。このように現代のニーズが反映され、集合住宅における新しい示唆に富んだ点が高く評価されました。
第8回にみるトレンド ‐ 個の開放 –
本デザインコンペの審査委員である渡辺真理氏(建築家/法政大学教授)は講評で次のように述べています。
昨今、子ども部屋ひとつとっても、個人のプライバシーのための“個室”ではなく、“個室=孤室”となってしまっているように感じます。これは家族間に『共有するもの』が失われてきている表れかもしれません。こうした現代における家族間の課題を捉えてか、第8回は『個の開放』を訴える表現が傾向としてうかがえました。かつてはプライバシー性の高まりを受け個室へ向かった間取りが、時代背景とともに変化し再び「家族としての居場所」が見直されてきています。
今後は建築デザインにおいても間取りにとらわれず、開かれた居住空間の提案が求められるのではないかとみています。
「個の解放」へのニーズを踏まえた三井不動産レジデンシャルの取組み例
■パークホームズ築地グリーンサイド
「グレートルーム」LDKをひとつながりの大空間として使う新提案
■パークホームズ駒沢 ザ レジデンス
「KANAU PLAN」可動間仕切り収納を採用した可変的なLDKプラン
三井住空間デザインコンペ特徴
1)課題物件:三井不動産レジデンシャルが分譲する実際の物件を対象とすることで、現実の生活を前提に機能性を損なうことなく、個人の嗜好性を満たす住まいとは何かを追求します。
さらに、最優秀作品を実物の住戸として建設し販売します。
2)テーマ設定:住まう人のライフスタイルをテーマに設定し、その時代の生き方・暮らし方を捉えることで新たなニーズを生み出す快適な居住空間の提案を求めています。
三井住空間デザインコンペでは、最優秀作を「三井住空間デザイン賞」として表彰、実際の住戸として建設・分譲します。すでに第4回から第7回の受賞作品は入居済みであることに加え、そのうち3物件はグッドデザイン賞にも選出されています。提案する側と審査する側の双方においては、機能性とデザイン性を両立させる難しい判断が迫られます。
今回の「共働き夫婦」や第7回の「アクティブシニア」など、時流を捉えたライフスタイルを想起させる課題テーマを設定することで、個人と社会のバランスを住まい内部にどう表現できるのかを探る機会を創出してきました。
今後とも本デザインコンペを通じ、建築家・デザイナーの方々と共に「住まいと暮らし」を提案してまいります。
第8回 三井住空間デザインコンペ概要
WEBサイト:http://www.japan-architect.co.jp/j-kukan/index.html
共催:三井不動産レジデンシャル、新建築社
募集期間:2012年12月~2013年4月
応募作品総数:588点(応募登録1,185件)
審査委員:古谷 誠章 建築家 / 早稲田大学教授
光井 純 建築家 / 光井純アンドアソシエイツ、ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン代表
渡辺 真理 建築家 / 法政大学教授
井上 徹 三井不動産レジデンシャル 取締役専務執行役員 開発事業本部長
<課題物件>
物件名称:パークホームズLaLa新三郷
所在地: 埼玉県三郷市新三郷ららシティ2丁目1103-7
構造: 鉄筋コンクリート造
階数: 地上19階・塔屋1階
総戸数:250戸
【問い合わせ】
三井不動産レジデンシャル株式会社
市場開発部ブランドマネジメントグループ
TEL:03-3246-3456
(営業時間 平日 9:30~17:00)
本デザインコンペは、時代のニーズにあった『デベロッパーと建築家・デザイナーとの新しい関係』を探る機会として2002年にスタートしました。次代の才能を発掘し、これからの豊かな暮らしの在り方を共に示すことで集合住宅の新しい価値の創造を目指しています。11月1日には第9回テーマを発表し作品の募集をいたします。
三井住空間デザイン賞『広がる通りみち』
『現代の共働き夫婦の子育て住宅』をテーマに一般公募したところ、588点の応募作品が寄せられました。
小野氏の『広がる通りみち』は、住まいを“水回り”と“寝室”、“通りみち=共有空間”に大きく3分割しています。「通りみち」は単なる廊下ではなく、住まう人が自由な発想で使いこなせる開放的な空間です。「通りみち」を挟んでゆるやかに住戸内がつながることで家族同士が気配を感じ、家事や子育てを自然にサポートすることを可能にしています。このように現代のニーズが反映され、集合住宅における新しい示唆に富んだ点が高く評価されました。
第8回にみるトレンド ‐ 個の開放 –
本デザインコンペの審査委員である渡辺真理氏(建築家/法政大学教授)は講評で次のように述べています。
昨今、子ども部屋ひとつとっても、個人のプライバシーのための“個室”ではなく、“個室=孤室”となってしまっているように感じます。これは家族間に『共有するもの』が失われてきている表れかもしれません。こうした現代における家族間の課題を捉えてか、第8回は『個の開放』を訴える表現が傾向としてうかがえました。かつてはプライバシー性の高まりを受け個室へ向かった間取りが、時代背景とともに変化し再び「家族としての居場所」が見直されてきています。
今後は建築デザインにおいても間取りにとらわれず、開かれた居住空間の提案が求められるのではないかとみています。
「個の解放」へのニーズを踏まえた三井不動産レジデンシャルの取組み例
■パークホームズ築地グリーンサイド
「グレートルーム」LDKをひとつながりの大空間として使う新提案
■パークホームズ駒沢 ザ レジデンス
「KANAU PLAN」可動間仕切り収納を採用した可変的なLDKプラン
三井住空間デザインコンペ特徴
1)課題物件:三井不動産レジデンシャルが分譲する実際の物件を対象とすることで、現実の生活を前提に機能性を損なうことなく、個人の嗜好性を満たす住まいとは何かを追求します。
さらに、最優秀作品を実物の住戸として建設し販売します。
2)テーマ設定:住まう人のライフスタイルをテーマに設定し、その時代の生き方・暮らし方を捉えることで新たなニーズを生み出す快適な居住空間の提案を求めています。
三井住空間デザインコンペでは、最優秀作を「三井住空間デザイン賞」として表彰、実際の住戸として建設・分譲します。すでに第4回から第7回の受賞作品は入居済みであることに加え、そのうち3物件はグッドデザイン賞にも選出されています。提案する側と審査する側の双方においては、機能性とデザイン性を両立させる難しい判断が迫られます。
今回の「共働き夫婦」や第7回の「アクティブシニア」など、時流を捉えたライフスタイルを想起させる課題テーマを設定することで、個人と社会のバランスを住まい内部にどう表現できるのかを探る機会を創出してきました。
今後とも本デザインコンペを通じ、建築家・デザイナーの方々と共に「住まいと暮らし」を提案してまいります。
第8回 三井住空間デザインコンペ概要
WEBサイト:http://www.japan-architect.co.jp/j-kukan/index.html
共催:三井不動産レジデンシャル、新建築社
募集期間:2012年12月~2013年4月
応募作品総数:588点(応募登録1,185件)
審査委員:古谷 誠章 建築家 / 早稲田大学教授
光井 純 建築家 / 光井純アンドアソシエイツ、ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン代表
渡辺 真理 建築家 / 法政大学教授
井上 徹 三井不動産レジデンシャル 取締役専務執行役員 開発事業本部長
<課題物件>
物件名称:パークホームズLaLa新三郷
所在地: 埼玉県三郷市新三郷ららシティ2丁目1103-7
構造: 鉄筋コンクリート造
階数: 地上19階・塔屋1階
総戸数:250戸
【問い合わせ】
三井不動産レジデンシャル株式会社
市場開発部ブランドマネジメントグループ
TEL:03-3246-3456
(営業時間 平日 9:30~17:00)
関連URL:http://www.mfr.co.jp/