プレスリリース

2011年1月31日 21時30分

ドットコモディティ株式会社

「31日のコーヒー相場(アラビカ種)は急騰。前日のNYコーヒーが大きく上昇したことから連動高」【ドットコモディティ】

金融

「31日のコーヒー相場(アラビカ種)は急騰。前日のNYコーヒーが大きく上昇したことから連動高」

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(1/31) 更新
【コーヒー】
31日のコーヒー相場(アラビカ種)は急騰。前日のNYコーヒーが大きく上昇したことから連動高となった。ただし円高でストップ高には至らなかった。大引けの前営業日比は、120~900円高。

【ゴム】
31日午前のゴム市況は、軒並み安で引けた。大引けの前営業日比は、3.3~0.6円安。急伸して高寄りしたものの、高値を出してからは徐々に上値を削る展開。引けにかけてマイナス圏まで後退した。先限は寄り付き直後の高値475.7円から一時465.4円まで最大10円を超える大幅下落となった。金など他市場高が意識されて取引序盤は買いが集まったものの、為替が円高に振れたことに圧迫されて地合いを崩した。
先週末に発表された内外の天然ゴム在庫は、日本が急増となる一方、上海取引所がまとめているゴム在庫は急減した。先に1月20日現在の日本国内在庫は、全国生ゴム在庫が前旬比1600トン増の7903とン、東京工業品取引所・ゴム指定倉庫在庫が同1650トン増の5632トン。国内在庫が大きく増加した意外性もあり期近は軟調な展開となっている。
一方、1月28日現在の上海ゴム在庫が先週末比6985トン減の5万8547トン。上海市場は、春節を迎えつつあることから、輸入量が減り、その分が在庫の減少につながったようだ。また産地タイの品薄で船積みが少なくなっていることも在庫減につながっている可能性がある。
タイRSS3(対日商社向け2-3月FOB契約/バンコク港積み)575.00¢。理論上の採算値は480.50円。原料であるUSS3はkg当り160.0バーツ中心。

【大豆&コーン】
31日の東京一般大豆は限月によってまちまちな情勢で引けた。大引けの前営業日比は300円安290円高。東京コーン相場も限月によってまちまち。大引けの前営業日比は180円安~160円高。

【金】
31日の東京金の日中取引は反発。大引けの前営業日比は31~41円安。一時、大きく上昇したものの、ロコ・ロンドン現物が軟調に動いたことが警戒され、徐々に上値を削る展開を強いられた。先限は一時3572円まで上昇したにもかかわらず逆に3479円まで一時は大きく後退した。
28日のNY金市況は急騰。中心限月の2月限は前営業日比22.3ドル高の1340.7ドル。前日までの大幅上昇に対する修正の動きとなったことから、自律的に大きく上昇する場面となった。
先週に発表された10-12月期の米実質国内総生産(GDP)伸び率が前期比3.2%増となり、6四半期連続でプラス成長を維持して順調な景気回復を確認したが、事前の予想を下回ったため、材料的には織り込み済みの反応となった。一方でエジプトの政情不安が高まって政府軍が出動する事態となったため、緊張感の高まりとともに原油や金は上昇傾向を強めた。金市況は、安全性資産としての見直しが進み1340ドル台に乗せる上伸となった。
本日、5時から取引が再開される夜間取引では、強揉み合いみを予想。午後4時00分現在のロコ・ロンドン現物は1335.20ドル。東京金先限ベースの予想レンジは3525~3550円中心。

【原油】
31日の原油相場は、続伸。前営業日の夜間取引では、エジプトでの反政府抗議活動の活発化が強材料となり堅調推移。本日の日中取引では、序盤は地政学リスクを意識した買いが入り大きく上昇。その後落ち着きを取り戻すと次第に上げ幅を縮小する展開。ただエジプトの政情不安など先行きの原油供給に対する不安定要素大きく、下値を売り込む向きは限られ底堅く推移して取引を終えた。NY原油時間外取引期近3月限は、前営業日終値比0.10ドル高の89.44ドル。前営業日比(帳入値比較)は、50~330円高。先限6月限の帳入値段は、前営業日比240円高の4万9620円。
 28日のNY原油相場は、急反発。NY原油期近3月限の終値は、前営業日比3.70ドル高の89.34ドル。米国の昨年第4四半期国内総生産(GDP)速報値は事前予想を下回るも、3.2%と水準自体は高いことや金融緩和により景気減速は免れるとの楽観的な見通しから過悪材料視されず。これまでの急落による反動から修正高局面を迎えていたところに、エジプトによる政情不安から地政学的リスクの高まりが上げに拍車を掛けた。
 本日午後5時からの夜間取引は、揉み合いを予想。原油供給に対する懸念から下値支えられそう。予想レンジ(先限)は、4万9100~5万0100円。


 (本レポート筆者のご紹介)
【小針秀夫氏】
トーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表取締役
東京工業品取引所日報編集長を経て、2001年にトーキョー・トレーダーズ・タイムズを設立。
現在は「コモディティ・ジャーナリスト」として各メディアで活躍中。

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     経済産業省・農林水産省許可商品取引会社


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