プレスリリース

2010年9月22日 19時00分

ドットコモディティ株式会社

「前日のNYは下げたもののロコ・ロンドン現物が堅調推移となったことが評価された」【ドットコモディティ】

金融

前日のNYは下げたもののロコ・ロンドン現物が堅調推移となったことが評価された

ドットコモディティ株式会社(本社:東京渋谷区・代表取締役社長 舟田仁)では、年間35,000本以上のコモディティレポート配信実績を誇る「rigoo.net(リグー)」から、お客様向けに毎日レポートを執筆している小針秀夫氏のレポートをご紹介しております。

(小針秀夫氏)
トーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表取締役
東京工業品取引所日報編集長を経て、2001年にトーキョー・トレーダーズ・タイムズを設立。
現在は「コモディティ・ジャーナリスト」として各メディアで活躍中。

一部抜粋
【金】
22日の東京金の日中取引は小高い。大引けの前営業日比は4~10円高。前日のNYは下げたもののロコ・ロンドン現物が堅調推移となったことが評価された。夕方3:30現在のロコ・ロンドン現物は1289.90ドル。
21日のNY金市場は弱含み。中心限月12月限は前営業日比6.6ドル安の1274.3ドル。ただし一時1292.4ドルまで上昇し、史上最高値を3日連続して更新した。
注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決める一方で、「必要であれば追加金融緩和策を用意する」としたため、利下げの可能性を意識してドルが対ユーロ、対円で下落した。一方で8月の米住宅着工件数が事前の予想を上回ったため、株価(NYダウ)は7ドル高と小幅ながら5日連続で上伸した。前述のとおり金市場は一時1292.40ドルまで上伸して史上最高値を連日更新したが、高値を維持することができずに反落し、逆に上値重い商状で推移した。
本日、5時から取引が再開される夜間取引では、強含みな展開が予想される。午後4時00分現在のロコ・ロンドン現物は1289.90ドル。
東京金先限ベースの予想レンジは3520~3550円中心。

【原油】
22日の原油相場は、反落。前日の夜間取引では、序盤は米経済指標好感も、米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けての円高、NY原油期近の最終売買日による手仕舞い売りを嫌気し下落。本日の日中取引では、日本時間で朝方発表された米石油協会(API)の週間石油統計で、原油在庫減少予想に反して増加。明らかとなり、石油需給の弱さが意識されて一段安での取引開始。ドル円相場も1ドル85円割れの動きも手仕舞い売りを誘発した。ただNY原油時間外取引は期近11月限の下落も74ドル台中盤に留まり、その後じりじりと下げ幅を縮小し反転上昇。ドル円相場も日中落ち着いた動きを示したことで、中盤以降下げ渋って取引を終えた。

午後3:30現在のNY原油時間外取引中心限月11月限は、前営業日終値比0.50ドル高の75.47ドル。前営業日比(帳入値比較)は、680~200円安。先限2月限の帳入値段は、前営業日比580円安の4万1540円。
21 日のNY原油相場は、反落。NY原油相場中心限月11月限の終値は、前営業日比1.22ドル安の74.97ドル。この日は期近10月限が最終売買日を迎え手仕舞い売りが優勢となった。立ち会い開始前に発表された8月の米住宅着工件数が市場予想を上回ったことが好感され強含んだものの、明日の週間石油統計発表を控えて足下の石油需給の弱さが意識されて戻りは限定的。この日の米FOMCでは低金利政策を長期間維持する方針が示され米株式相場は堅調に推移したものの、期近10月限中心に手仕舞い売りに上値を抑えられ反落で取引を終えた。

本日午後5時からの夜間取引は、底堅い展開を予想。米国の石油需給は冴えないが株価の堅調な動きが続いており下値限られそう。
予想レンジ(先限)は、4万1100~4万2100円。



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