プレスリリース

2015年4月27日 17時15分

日本電気株式会社

【NEC報道資料】 NECとネットクラッカー、スイス最大手の通信事業者に運用支援システム(OSS)を納入

モバイル

2015年4月27日

NECとNECの子会社であるNetCracker Technology(ネットクラッカー)は、スイス最大手の通信事業者Swisscom AG(以下、スイスコム) に運用支援システム(OSS、注1)を納入しました。

スイスコムは、「All-IP」推進の一環として、固定回線、モバイル回線、テレビ、ブロードバンドを含む主な回線の管理・運用をネットクラッカーが提供するOSSに移行しました。これによりスイスコムは、稼働時にもネットワーク構成変更が可能なプロビジョニング能力を活用し、新規サービスを迅速に市場投入できるようになります。
また、3社は次世代OSSのクラウド化についても今後検討を進めます。

NECは「社会ソリューション事業」に注力し、豊かな社会を支える情報通信基盤の確立、高度化に貢献します。

スイスコムは、スイス最大手の通信事業者であり、固定回線、携帯電話、インターネット・サービス、デジタルテレビ、IT、およびネットワーキング・ソリューションなど多様な製品やサービスをスイス国内の顧客に提供しています。
また、スイスコム、NEC、ネットクラッカーの3社はスイスコムの次世代アーキテクチャ実現のために下記の領域で技術協力に関して、協議を行います。

・ 次世代運用支援システム(OSS/BSS、注2)とそのクラウド化
・ ネットワーク機能仮想化、オーケストレーション(MANO、注3)
・ ネットワーク分析/可視化

ネットクラッカーはこれまで、世界58カ国・250以上の顧客へOSS、BSSおよびTOMS(注4)を提供し豊富な導入実績を有しています。
NECとネットクラッカーは今後も、通信サービス事業者向け事業の重点領域の一つとして、OSS、BSSを含めたサービス&マネジメント事業を、グローバルに展開します。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

(注1) OSS:Operation Support Systemの略。
(注2) BSS:Business Support Systemの略。
(注3) MANO:Management and Network Orchestrationの略。
(注4) TOMS:Telecom Operations and Management Solutionsの略。

[スイスコムからの賛同コメント]
スイスコムのChief Technology Officer and Chief Information Officer(CTIO)であるHeinz Herren氏から次の賛同コメントを頂いています。「当社の将来に向けた中心課題は、次の段階の成長を促進するクラウドベースのサービスおよびアプリケーションの開発です。NECとネットクラッカーは、当社の「All-IP」プログラム向けの統合OSSの開発支援など、当社の次世代の構想の多くをサポートしています。当社は、NECやネットクラッカーという信頼できるビジネスパートナーの支援により、事業の変革に必要な重要技術の評価や稼働に最適な環境を構築します。」

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC テレコムキャリア企画本部
TEL:03-3798-6141