今年の1月12日に放送したTBSテレビのドラマ特別企画『そうか、もう君はいないのか』で主演した俳優の田村正和が11日夜(日本時間12日早朝)、第49回「モンテカルロ・テレビ祭」のテレビフィルム部門で最優秀男優賞を受賞したことが発表された。過去にNHKのドラマからは同部門の受賞者が出ているが、民放作品の出演者が受賞したのは初めて。
『そうか、もう君はいないのか』は作家・城山三郎氏の没後に見つかった、妻・容子さんとの出会いから別れまでを綴った感涙の回想録を原作に、夫婦の絆の素晴らしさ、かけがえのなさを描いたドラマで、天真爛漫な妻とそれを慈しむ夫、純真な愛に満ちた夫婦の軌跡を田村正和と富司純子が切々と演じた。今回、田村のその確かな演技が高く評価されて最優秀男優賞に選ばれた。
受賞の知らせを受けた田村は、「信じられません。私が参加いたしましたこの作品が東京を遠く離れたモンテカルロの地で皆様方のご高覧を拝しただけでも大変光栄なことでございますのに、このような賞を頂けるなんて…。実は私事ではありますが、この数年俳優業の難解さと私自身の能力の間で大変悩んでおりました。したがってこのような賞をいただけることが私には全く信じられないことなのです。この度のこの栄えある賞が私のそう長くはない俳優人生において大いなるエネルギーになってくれることを祈っている次第です」と、喜びを語った。
モンテカルロ・テレビ祭はモナコ公国が主催する歴史と権威のある国際映像フェスティバルで、「新しい芸術分野の発展と世界平和と理解促進」を目的に1961年に開催され、今年で49回目を迎える。日本では1990年にフランキー堺が『山頭火』(NHK)で、92年に三国連太郎が『冬の旅』(NHK)でテレビフィルム部門の最優秀男優賞を受賞。2004年には、フィクション部門(ミニシリーズ)でNHKの『蝉しぐれ』が最優秀作品賞、主演した内野聖陽が同部門の主演男優賞を受賞している。
関連URL:http://www.tbs.co.jp/mou-kimiwa/
『そうか、もう君はいないのか』は作家・城山三郎氏の没後に見つかった、妻・容子さんとの出会いから別れまでを綴った感涙の回想録を原作に、夫婦の絆の素晴らしさ、かけがえのなさを描いたドラマで、天真爛漫な妻とそれを慈しむ夫、純真な愛に満ちた夫婦の軌跡を田村正和と富司純子が切々と演じた。今回、田村のその確かな演技が高く評価されて最優秀男優賞に選ばれた。
受賞の知らせを受けた田村は、「信じられません。私が参加いたしましたこの作品が東京を遠く離れたモンテカルロの地で皆様方のご高覧を拝しただけでも大変光栄なことでございますのに、このような賞を頂けるなんて…。実は私事ではありますが、この数年俳優業の難解さと私自身の能力の間で大変悩んでおりました。したがってこのような賞をいただけることが私には全く信じられないことなのです。この度のこの栄えある賞が私のそう長くはない俳優人生において大いなるエネルギーになってくれることを祈っている次第です」と、喜びを語った。
モンテカルロ・テレビ祭はモナコ公国が主催する歴史と権威のある国際映像フェスティバルで、「新しい芸術分野の発展と世界平和と理解促進」を目的に1961年に開催され、今年で49回目を迎える。日本では1990年にフランキー堺が『山頭火』(NHK)で、92年に三国連太郎が『冬の旅』(NHK)でテレビフィルム部門の最優秀男優賞を受賞。2004年には、フィクション部門(ミニシリーズ)でNHKの『蝉しぐれ』が最優秀作品賞、主演した内野聖陽が同部門の主演男優賞を受賞している。
関連URL:http://www.tbs.co.jp/mou-kimiwa/