「AI芸術の先駆と拡張」〜自動ピアノ・四分音・生成AI〜
人工知能美学芸術展2023 @ 旧東京音楽学校奏楽堂
✔人工知能(AI)以前の技術である自動ピアノのための作曲を、「AI芸術の先駆」と位置づける。 ✔人間には耳慣れない四分音による作曲を、「人間美学の拡張」と位置づける。 ✔今日の生成AIによる作曲や作画を、「AI芸術の拡張」と位置づける。 ✔これら三者の交わりから、未知の機械美学が立ち現れるということはないだろうか。
本企画は、19世紀末に創建された歴史的建造物(旧東京音楽学校奏楽堂)に、20世紀初頭の米国製自動ピアノ(AMPICO)[以降、自動ピアノ]と、一見普通だが実は全て1/4音低く調律されている国産ピアノ(YAMAHA)[以降、四分音ピアノ]を持ち込み開催する、1日限りの音楽コンサート+ホワイエ他でのAIアート展+幕間でのAI美芸研シンポジウムです。
ロール紙方式によるコンロン・ナンカロウ《自動ピアノのための習作》連続生演奏、自動ピアノ(無人)と四分音ピアノ(有人)の世界初共演による四分音曲演奏、そして最新の生成AIによる作曲ならびにアート展示に、是非、お立ち会いください。
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概要
【名称】AI美芸展「AI芸術の先駆と拡張」〜自動ピアノ・四分音・生成AI〜
【会場】重要文化財・旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区上野公園8-43)
【日時】2023年9月2日(土)
13:00 展覧会開場
14:00 コンサート開始
17:00 コンサート終了
18:00 展覧会閉場
【チケット】前売(一般・学生)3000円/当日(一般)3500円/当日(学生)3000円
https://aibigeiten2023.peatix.com/
※前売券はPeatixにて9月1日(金)23:59まで販売予定です(限定250枚)。
※9月2日(土)の当日券は会場窓口でお求め下さい(13時販売開始)。学生の方は学生証の御提示で前売券と同価格となります。
【主催・共催】特定非営利活動法人AI愛護団体、人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)
【問合】yoyaku@ai-aigodantai.org
【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]、令和5年度台東区芸術文化支援制度対象企画
注意:会場の旧東京音楽学校奏楽堂が重要文化財のため、次の規定がございます。
1. 花束のホール持込禁止。
2. 下駄・サンダルでの入館禁止。
3. 飲食喫煙不可。
また、会場には駐車場やエレベーターがございません。
介護等が必要な方は予め上記問合せ先まで御相談ください。
アフターコロナではございますが、発熱等の体調不良の場合には来場をお控えください。
購入した前売券のキャンセルはやむを得ない場合のみ、上記問合せ先まで御相談ください。
【人工知能美学芸術コンサート】
第1部:自動ピアノ
●コンロン・ナンカロウ
《自動ピアノのための習作第3番a》
《自動ピアノのための習作第3番d》
《自動ピアノのための習作第3番e》
※主催者挨拶+ナンカロウ・洋子氏からのビデオレター上映
●コンロン・ナンカロウ
《自動ピアノのための習作第47番》
《自動ピアノのための習作第43番》
《自動ピアノのための習作第42番》
《自動ピアノのための習作第40番a+b》
《自動ピアノのための習作第37番》
《自動ピアノのための習作第33番》
《自動ピアノのための習作第21番》
《自動ピアノのための習作第19番》
●AI愛護団体+MusicGen
《自動ピアノのための独奏プロンプト第1番》(初演)
第2部:自動ピアノ+四分音ピアノ
●人工知能美学芸術研究会
《2台のピアノのための四分音ハノン》(自動ピアノと四分音ピアノの共演)
●AI愛護団体+MusicGen
《自動ピアノと四分音ピアノのための二重奏プロンプト第1番》(初演)
四分音ピアノ演奏:大瀧拓哉
※写真(上)は2022年12月25日、パルテノン多摩で開催された「人工知能美学芸術展2022:演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか」ーコンロン・ナンカロウー自動演奏ピアノより。
※写真(下)は2017年11月3日〜2018年2月8日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催された「人工知能美学芸術展」より。
【第46回AI美芸研シンポジウム「AI芸術の先駆と拡張」】
自動ピアノのために作曲したコンロン・ナンカロウを「AI芸術の先駆者」と位置づけ、チャールズ・アイヴズらが追求した四分音の音楽を「人間美学の拡張」と位置づける。これらと、大規模学習による最近の生成AIの達成を合わせて「AI芸術の拡張」を論ずる。
出演:
・柿沼敏江(音楽学者、京都市立芸術大学名誉教授)
・中ザワヒデキ(美術家、特定非営利活動法人AI愛護団体、人工知能美学芸術研究会)
・草刈ミカ(美術家、特定非営利活動法人AI愛護団体、人工知能美学芸術研究会)
【人工知能美学芸術展覧会】
●《プロンプト》連作(新作)
AI愛護団体+Midjourney
●《NPO法人AI愛護団体設立1周年記念:安全(鈴虫)》(新作)
《NPO法人AI愛護団体設立趣旨書》
《NPO法人AI愛護団体定款》
《人工知能美学芸術交響曲》楽譜
《2台のピアノのための四分音ハノン》楽譜 他
人工知能美学芸術研究会
●《パンチマニフェスト》
ヴォルフガング・ハイジック
●《自動ピアノのための習作》ロール
コンロン・ナンカロウ
●《2台のピアノのための3つの四分音曲》楽譜
チャールズ・アイヴズ
※写真1〜5枚目は《プロンプト》連作(新作):AI愛護団体+Midjourney
※写真6枚目は《自動演奏ピアノのための習作》ロール:コンロン・ナンカロウ
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出演者
大瀧拓哉(ピアニスト)
2016年、オルレアン国際ピアノコンクールで優勝。フランス、ドイツを中心に、ヨーロッパ各地でリサイタル、現代音楽アンサンブルなど多くのコンサートを行う。協奏曲のソリストとしても、オルレアンシンフォニーオーケストラとのバルトーク第3番、パリ音楽院ロレアオーケストラとのリゲティのピアノ協奏曲、他。現在東京を拠点にソロ、室内楽、協奏曲のソリスト、現代音楽のアンサンブルや初演など、多岐にわたる活動を行う。愛知県立芸術大学非常勤講師。
【公式サイト】https://www.takuyaotakipiano.com/
柿沼敏江(音楽学者、京都市立芸術大学名誉教授)
専門はアメリカ実験音楽、20-21世紀音楽。1986年にナンカロウ氏にインタビュー。著書に『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(フィルムアート、2005年)、『〈無調〉の誕生』(音楽之友社、2020年、第30回吉田秀和賞受賞)。訳書にジョン・ケージ『サイレンス』(水声社、1996年)、アレックス・ロス『20世紀を語る音楽』(みすず書房、2010年、ミュージック・ペン・クラブ賞受賞)など。
人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)
特定非営利活動法人AI愛護団体
中ザワヒデキ
草刈ミカ
人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)は、人工知能と美学・芸術に関する領域横断的なテーマ を追究する研究会であり、その成果を作品として発表するアーティスト・グループでもある。
美術家の中ザワヒデキ(1963- )と草刈ミカ(1976- )を中心に、総勢29名の発起人が集い、「人工知能美学芸術宣言」をもって2016年5月に発足した。中ザワヒデキは「方法主義宣言」(2000年)を発表するなど、日本におけるコンセプチュアル・アートのなかで特異な位置を示す。草刈ミカは「凹凸絵画」(2002年- ) といった作品シリーズを展開する美術家である。
特定非営利活動法人AI愛護団体は、動物愛護団体ならぬAI愛護団体を、いち早く設立すること自体をAI美芸研の作品と称するもので、実際に東京都に認定され2022年4月、世界初(主催者調べ)のAI愛護を掲げる法人として登記された。
現段階では人間がAIを愛護する側だが、ゆくゆくはAIが人間を愛護する側となり立場が逆転する未来を想定し、その時に本法人は役目を終えたとして解散することが設立趣旨文中に盛り込まれている。
人工知能美学芸術研究会(AI美芸研):https://www.aibigeiken.com
特定非営利活動法人AI愛護団体:https://www.ai-aigodantai.org
中ザワヒデキ:https://www.aloalo.co.jp/nakazawa
草刈ミカ:http://www.mika-kusakari.com
チラシPDFダウンロード:https://prtimes.jp/a/?f=d127564-1-1fbe213892850a94b835452dc57903be.pdf