世界的な用語になった日本発「里山」 海越え台湾で開花! 台湾の里山ストーリーを描いた「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズが日本で発売開始
アート
楽しい仕掛けがパッと飛び出す!可愛らしいテイストが特徴でヒット作多数の「種籽設計(SEED DESIGN)」はデザイン担当
透明感のある可愛らしいテイストで描かれた台湾の里山ストーリーを描いた「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズ日本語版(発売元:株式会社トゥーヴァージンズ)が2022年2月14日(月)より日本で発売となります。 2010年に日本が世界に向けて提唱した国際SATOYAMAイニシアティブの理念を引き継いだ台湾の行政院農業委員会水土保持局(※1)は、産官学と長期的に連携・協力してモデルチェンジに成功した4つの農村の事例を集めた「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズを発行し、その日本語版の販売を開始しました。 絵本ではSATOYAMAイニシアティブの3つの方法と6つの行動戦略を簡潔明瞭に描き、美しい手書きのイラストもあしらわれています。さらには、絵本のページを開くと、楽しい仕掛けがパッと広がる「飛び出す絵本」となりまして、読む人の好奇心や想像力を掻き立ててくれます。
「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズは、4冊がそれぞれ4つの農村の4つの物語によって構成されています。
『高台の上の水源地』では、台中市豊原区の公老坪コミュニティの渓流修復から山全体に柑橘類が実る様子、そしていかに次世代の若者と土地を結び付けたのかが描かれています。
『農村事業無限会社』では、新北市三芝区の共栄コミュニティを取り上げて、当地の人々が里山の感動を志ある事業にしていくために、日々懸命に励んだことで、環境にやさしい事業を創り出した様子が描かれています。
『海の段々畑、家族へ送る青い手紙』では、国際的に美しい里山の風景が展開されている、花蓮県豊浜郷復興集落と新社集落に暮らすお年寄りたちが、若い世代の人たちと手を取り合って、手芸を集落文化の未来へとつなげていくことで、海辺の段々畑の風景を創り出し、故郷の山や海に向けて愛に満ちた手紙を送りだしたことを描きました。
『銀色に輝く香草村』では、お年寄りと匂いの記憶を通じて、台東県東河郷にある尚徳コミュニティと若者たちが小さな頃の記憶をたどって地元へと帰り、昔のような自然と共存する香草山を復活させる様子が語られています。
絵本の制作を担当したのは、様々な賞を受賞している注目の「種籽設計(SEED DESIGN)」(※2)。「種籽設計(SEED DESIGN)」は2006年に設立された、台湾台中に拠点を置くデザイン集団。自分たちの暮らす土地や歴史、文化を見つめ、その世界観を様々な手法で表現してきました。自然、エコロジー、食、社会などの議題を通して、次々と話題作を生み出しています。種や山菜などの毎年異なるテーマの手描きカレンダーや、二十四節気と食文化に関する書籍なども出版しています。
今回、「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズが発行されることによって、台湾行政院農業委員水土保持局は日本の読者やSATOYAMAイニシアティブの支持者の方々と、台湾の4つの農村社会における自然と調和した共存的モデルストーリーを通じて、より多くの交流が行われることを期待しています。
「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズ日本語版は、2022年2月14日より全国の一部書店で発売予定です。
※1_行政院農業委員会水土保持局について
台湾行政院農業委員会水土保持局は、新しい農業政策の積極的な推進と文化的で優しい社会を目指した地域の協力メカニズムとプラットホームを通じた農村地域の活性化と再生の促進を行っています。気候変動の影響を考慮し、大規模な土砂災害による脅威から住民を守り、産地を安全な環境として維持できるよう尽力しています。
公式サイト:https://www.swcb.gov.tw/Home/
※2_種籽設計(SEED DESIGN)について
2011年に「IF Award」(ドイツ)、2014年に「Golden Design Award」(台湾)、「DFAアジアデザイン賞」(香港)をはじめ、多くの賞を受賞しました。展示のキュレーションも多数担当しました。
2018年、里山をテーマに、国立台湾博物館で行う「里山好食節」展示や、林務局と台湾鉄路が連携して行う「里山動物列車」のラッピングデザイン、そしてそれらのイラストレーションを盛り込んだカレンダー(林務局発行)のデザインも担当しました。カレンダーは政府機関の出版物としては、かなり異例の大ヒットとなり、里山列車も多くの観光客を惹きつけ、社会現象とも言えるほどの盛況ぶりでした。
公式FB:https://www.facebook.com/seeddesign
『高台の上の水源地』では、台中市豊原区の公老坪コミュニティの渓流修復から山全体に柑橘類が実る様子、そしていかに次世代の若者と土地を結び付けたのかが描かれています。
『農村事業無限会社』では、新北市三芝区の共栄コミュニティを取り上げて、当地の人々が里山の感動を志ある事業にしていくために、日々懸命に励んだことで、環境にやさしい事業を創り出した様子が描かれています。
『海の段々畑、家族へ送る青い手紙』では、国際的に美しい里山の風景が展開されている、花蓮県豊浜郷復興集落と新社集落に暮らすお年寄りたちが、若い世代の人たちと手を取り合って、手芸を集落文化の未来へとつなげていくことで、海辺の段々畑の風景を創り出し、故郷の山や海に向けて愛に満ちた手紙を送りだしたことを描きました。
『銀色に輝く香草村』では、お年寄りと匂いの記憶を通じて、台東県東河郷にある尚徳コミュニティと若者たちが小さな頃の記憶をたどって地元へと帰り、昔のような自然と共存する香草山を復活させる様子が語られています。
絵本の制作を担当したのは、様々な賞を受賞している注目の「種籽設計(SEED DESIGN)」(※2)。「種籽設計(SEED DESIGN)」は2006年に設立された、台湾台中に拠点を置くデザイン集団。自分たちの暮らす土地や歴史、文化を見つめ、その世界観を様々な手法で表現してきました。自然、エコロジー、食、社会などの議題を通して、次々と話題作を生み出しています。種や山菜などの毎年異なるテーマの手描きカレンダーや、二十四節気と食文化に関する書籍なども出版しています。
今回、「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズが発行されることによって、台湾行政院農業委員水土保持局は日本の読者やSATOYAMAイニシアティブの支持者の方々と、台湾の4つの農村社会における自然と調和した共存的モデルストーリーを通じて、より多くの交流が行われることを期待しています。
「台湾版SATOYAMAイニシアティブ絵本」シリーズ日本語版は、2022年2月14日より全国の一部書店で発売予定です。
※1_行政院農業委員会水土保持局について
台湾行政院農業委員会水土保持局は、新しい農業政策の積極的な推進と文化的で優しい社会を目指した地域の協力メカニズムとプラットホームを通じた農村地域の活性化と再生の促進を行っています。気候変動の影響を考慮し、大規模な土砂災害による脅威から住民を守り、産地を安全な環境として維持できるよう尽力しています。
公式サイト:https://www.swcb.gov.tw/Home/
※2_種籽設計(SEED DESIGN)について
2011年に「IF Award」(ドイツ)、2014年に「Golden Design Award」(台湾)、「DFAアジアデザイン賞」(香港)をはじめ、多くの賞を受賞しました。展示のキュレーションも多数担当しました。
2018年、里山をテーマに、国立台湾博物館で行う「里山好食節」展示や、林務局と台湾鉄路が連携して行う「里山動物列車」のラッピングデザイン、そしてそれらのイラストレーションを盛り込んだカレンダー(林務局発行)のデザインも担当しました。カレンダーは政府機関の出版物としては、かなり異例の大ヒットとなり、里山列車も多くの観光客を惹きつけ、社会現象とも言えるほどの盛況ぶりでした。
公式FB:https://www.facebook.com/seeddesign