元NHK基礎英語講師・高田智子教授による『音声DL BOOK 高田智子の大人の学びなおし英会話 2023年春号』増刷が決定！

出版

「大人の学びなおし」専用の英語学習ムックとして大好評！

この春創刊となったNHK出版“初”の「大人の学びなおし」専用・英語学習ムック『音声DL BOOK 高田智子の大人の学びなおし英会話』。著者は、2018-2021年度に「NHK基礎英語」の講師を務めた高田智子・清泉女子大学教授（関東甲信越英語教育学会理事）です。基礎英語のノウハウを生かしつつ、大人の学びなおしに特化した学習スタイルが好評を博し、この度増刷する運びとなりました。増刷にあたり、高田智子教授からコメントをいただいています。さらに、この秋、NHK文化センター青山教室にて2回目の特別講座開催が決定しました。

　学生の頃に学んだ文法や単語はまだ覚えているけれど、使えない…という方は少なくないのではないでしょうか。そこで英語を学びなおそうと思ったときに、一度習ったやり方で学びなおすのはもったいない。学びなおしには、学びなおしに合った学習方法が必要となります。

学びなおしに合った学習法とは

　私たちは、初めての学習では、疑問文や命令文といった「ことばの仕組み」を中心に学んできました。しかし、「ことばの仕組み」は、知識として定着しているけれど使いこなせていない場合が多いのです。

　大人の学びなおしでは、「使いこなせていない知識を活性化し、コミュニケーションにつなげること」を目指し、「誘う」「断る」などといったコミュニケーションの目的、つまり「ことばの働き」に注目して学びなおしていきます。「ことばの仕組み」を中心に学んできた英語を「ことばの働き」という視点からとらえなおすことで、これまでに身につけた知識を活用して英文を組み立てられるようになります。

本書の構成

　英文ストーリーの内容は、中学レベルの英語（ことばの仕組み）で表現されていますが、単語のレベルを少しだけ広げることで「日常会話はもちろん、シンプルなビジネス英語まで」、あらゆるシーンに対応した実践的なものとしています。

　本書では、重要な定型パターンの文章を「ターゲット文」と呼び、その文を以下の4ステップで学習していくプロセスについてくわしく説明をしていきます。また、レッスン内の練習問題もこのステップにそって進められるような構成となっています。

①聞いてわかる

②日本語訳を見て、（時間をかければ）言える

③日本語訳を見て、瞬時に口から言える

④ターゲット文を応用して、自分の言いたいことを言える

　本書は、1冊あたり3か月という十分な時間をかけて、復習までしっかりとできる学習プランをご用意しています。春号・夏号・秋号・冬号として年間で計4冊を3か月ごとに刊行予定です。

増刷にあたっての高田智子教授からのコメント

　「一度習ったことを違うやり方で学べる教材」として、多くの方が手に取ってくださったことを嬉しく思います。繰り返し続けていくなかで、きっとあたらしい発見や、2度目、３度目の出会いがあるでしょう。それを楽しみながら、これからも励んでくださいね。

創刊を記念した特別講座が大好評

　2023年4月1日に、NHK文化センター青山教室にて、特別講座「楽しく続ける！大人の学びなおし英会話」を開催いたしました。対面・オンライン受講を併用し多くの方が受講され、高田教授のわかりやすい講義に好評をいただきました。

▼特別講座の記事はこちら

https://mag.nhk-book.co.jp/article/28115

▼特別講座のオンデマンド配信のお知らせ

配信期間：2023年5月19日（金）～8月31日（木）

詳しくは、下記のリンクからご確認ください。

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1275149.html

大好評につき、この秋２回目の特別講座開催が決定しました！

開講日時：2023年9月1日（金）14:00～15:30

詳しくは、下記のリンクからご確認ください。

〇教室受講：NHK文化センター青山教室（東京・港区）

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1270882.html

〇オンライン受講（全国どこからでも受講可能）

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1270878.html

著者プロフィール

高田智子（たかだ・ともこ）

東京都出身。清泉女子大学教授。2018─2021年度NHK基礎英語講師。お茶の水女子大学卒業後、学習院女子中・高等科に20年あまり勤務し、NHK「基礎英語」をはじめラジオ語学番組を活用した授業を実践。ボストン大学大学院（修士課程）、ニューヨーク大学大学院（博士課程）修了。博士（学術）。英語を使ってできることを増やすための指導法や教材の開発、教員養成に取り組む。関東甲信越英語教育学会理事。著書に『新しい時代の英語科教育法』（共著、学文社）、『英語到達度指標CEFR-Jガイドブック』（共著、大修館書店）、『書いて確認 1週間でマスター中2の英文法』（監修、NHK出版）など。