プレスリリース

子どもたちを「貧困のスパイラル」から抜け出させたい!そんな思いで半年前に設立したNPO法人しまね子ども支援プロジェクト。この度、支援活動をより強化するため、出雲市社会福祉協議会と連携協定を結びます。

ボランティア

両団体それぞれフードバンク活動を行ってきました。今回の連携協定は寄贈品を互いに提供しあうことを可能とするもので、より実態に即した支援活動につながります。調印式は5月31日に行います。ご取材ください、

【コミュニティフリッジでのご支援イメージ】

■概要

 下記の通り、「出雲市フードバンク連携協定調印式」を行います。

           記

1.日時:2024年5月31日(金)14時~15時(予定)

2.会場:出雲市社会福祉センター3階31号室(出雲市今市町543番地)

3.内容:調印式および記者会見

 ※当法人の活動報告もあわせて行います!

【調印式に関するお問い合わせ】

 社会福祉法人「出雲市社会福祉協議会」

 生活支援課  大迫 慎二郎

 〒693-0001 島根県出雲市今市町543

 電話:0853-23-3790 FAX:0853-20-7733

■NPO法人しまねこども支援プロジェクト

 当法人は、「子どもが貧困のスパイラルを抜け出すために、みんなが実情を知り、支える世の中になるために」をスローガンに、2023年9月に設立されました。その後11月末に島根県初となる「コミュニティフリッジ」(みんなの冷蔵庫)の運用を始めました。

 これは、食料品や日用品等の支援を必要とされるご家庭に、時間や人目を気にせず24時間都合のよいときに利用してもらえる仕組みです。おかげさまで、多くの方々から、ご寄付、食料品のご寄贈、運営ボランティアなど様々な形でご支援いただき続けてこられました。

コミュニティフリッジのなか

 実績としましては、今年3月までの4ヶ月間で寄付者が約210名、フードプレゼンターが120名です。トータルで約3万個の食料品・日用品、額にして700万円弱のご寄贈をいただきました。おかげさまで、利用者には2万個強(約600万円)の物資をご提供できました。

 次の画像は、ある利用者さんからいただいた声です。

利用者メッセージ

 もちろん課題もあります。利用登録者は130世帯にとどまります。出雲市には「児童扶養手当」の受給家庭が約1200世帯ありますから、カバー率は1割弱ということになります。また、「24時間いつでも」とうたってはいますが、実際には1週間に1回と制限せざるを得ないのが現状です。

 引き続き、より多くの方々にご利用していただけるよう、またそのためにも、より広くより厚くご支援いただけるよう取り組んでいく所存です。この度の出雲市社会福祉協議会との連携協定も、その大きな一歩にしたいと考えています。

■出雲市社会福祉協議会

 HPにはこのように紹介されています。

 「出雲市社会福祉協議会は、市民の皆さまをはじめ福祉団体・組織や福祉施設など多くの方の参加と協力によって運営されている民間の団体です。約6万9千世帯・17万3千人が暮らす出雲市において、市民の皆さま、地域の福祉団体や組織、福祉事業者、関係行政機関などとともに、地域の福祉力を高め市民が支えあい、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていくことができようにさまざまな事業に取り組んでいます」。

 ここにあるように、文字通り「さまざまな事業」を行われています。詳細はHPをご参照ください。このうち、とりわけ本件に関係がありますのは、「フードバンク」事業です。以下の画像をチラシをご覧ください。

出雲市社協フードバンクチラシ

■ご支援ください!

 当法人は、いまのところ「コミュニティ・フリッジ」の運用を中心に活動していますが、単に食料品や日用品等をご提供することだけが大事たと考えているわけではありません。私たちの使命は、いわゆる「貧困のスパイラル」を断つこと、そのためにも、一人でも多くの人に「実態」を知ってもらい、みんなで支え合う社会にしていくこと、です。具体的には、子どもたちにはもっと学習や体験活動の機会が必要でしょうし、ひとり親の低所得問題も解決しなければなりません。今後は、社会福祉協議会はじめ他団体との連携も強化しながら、そういったことにも取り組んで参りたいと思います。

 是非ともご支援ください。詳細はサイトをご覧ください。

 とくにマンスリー会員としてご支援いただければ幸いに存じます。

【当法人へのお問い合わせ】

 電話:0853-31-5149

 メール:info@shimane-cspj.org