プレスリリース

2022年12月28日 15時00分

独立行政法人国立高等専門学校機構

【鳥羽商船高専】株式会社ZTVとの間で委託研究契約を締結

サービス

独立行政法人国立高等専門学校機構鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市 校長:和泉 充 以下「鳥羽商船高専」)は、総務省「令和4年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に係る実証事業の企画提案において、本校が参加する「ローカル5Gを活用したAI画像認識によるブリ養殖の効率化に向けた実証」(代表機関:株式会社ZTV)が採択されました。

AI解析の対象画像例「空腹のブリが餌に食いつく動きで荒れた海面」AI解析の対象画像例「空腹のブリが餌に食いつく動きで荒れた海面」

 
  • 概要
 当事業は、ローカル5Gを活用したAI画像認識によるブリ養殖の効率化に向けた実証について、株式会社ZTVが代表機関として実施するものです。
 ブリ養殖給餌船に設置した4K高精細カメラによる給餌作業の映像をローカル5G 経由で陸上のサーバまでリアルタイムに伝送し、AI解析による高精度かつ高速な給餌判定と給餌制御を行います。合わせて成育管理および操船確認における課題にも取り組みます。また、技術実証としてローカル5G を海上で利用するために必要となる湾内の潮位変動等における電波伝搬の精緻化およびアンテナ角度調整による柔軟なエリア設計ための検証を行うものとなります。
 本校は、今回ブリの活性判定AIの開発の分野に参加します。

 
  • 実施状況
 令和4年11月 ローカル5G開発実証事業にかかる給餌船改造の実施
 令和4年12月 ブリ給餌状況の4K撮影と、その画像のAI解析
 
 本事業は、GEAR(ギア)5.0農水事業の一環として実施しております。

GEAR5.0について
 https://www.kosen-k.go.jp/about/profile/gear5.0-compass5.0.html
GEAR5.0農水について
 https://www.toba-cmt.ac.jp/gear-nousui/

 
  • 鳥羽商船高等専門学校について
 明治の六大教育家の一人、近藤真琴を校祖とする鳥羽商船高等専門学校は、明治8年(1875年)9月に現在の東京都港区浜松町に航海測量習練所として創基し、その分校として、明治14年(1881年)8月20日に三重県鳥羽町に鳥羽商船黌として創立されました。その後、私立、市立、県立などの変遷を経て、昭和42年(1967年)6月に国立鳥羽商船高等専門学校となりました。令和7年(2025年)には創基150周年を迎えます。
 「先取・礼譲・質実剛健」を教育理念とし、世界と地域で活躍する、科学的思考を持つ高度な技術者を育成し、令和4年9月現在で7千人を超える卒業生・修了生を輩出しています。

【学校概要】

鳥羽商船高等専門学校 外観鳥羽商船高等専門学校 外観

会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校
所在地:三重県鳥羽市池上町1番1号
代表者:和泉 充
設立:1881年
URL:https://www.toba-cmt.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関






【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鳥羽商船高等専門学校総務課総務係
TEL:0599-25-8000
e-mail:soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp
 

~2022年度 高等専門学校制度は創設60周年を迎えます~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/