プレスリリース

2022年3月16日 12時00分

株式会社テックオーシャン

【産学連携の“新しいカタチ”】電子情報通信学会(IEICE)×テックオーシャン ~創立100年・国内最大級の学会と、TECHを社会につなぐベンチャー企業が提供する「IEICE Connect」始動~

通信

TECH for Society(※)の実現を目指し、理系学生採用支援を行う株式会社テックオーシャン(本社:東京都千代田区、代表取締役:長井裕樹)は、一般社団法人電子情報通信学会(IEICE)と連携し、「学会と産業界の距離をググッと縮める」ために研究会の活動内容に基づき、企業からの情報(共同研究、製品、求人、コンサル等)を提供するサービス「IEICE Connect(コネクト)」をトライアルとして開始しました。 ※TECH for Society 学生をはじめ、あらゆる人々が身につけた「TECH(Technology&Technique)」が正しく評価され、「TECH」と「人・企業・社会」、「TECH」と「TECH」が最適な形でつながっている社会のこと。テックオーシャンはそれらをつなぐ「Hub」でありたいと考えています。

■「IEICE Connect」について

「IEICE Connect」は、研究会の活動内容に基づき、企業からの情報(共同研究、製品、求人、コンサル等)を学会員に送るサービスです。これまで、企業と学会との結びつきは一部の人員のみに限られるなど、特に人事関係者にとっては敷居の高さを感じてしまう距離感がありました。そこで、テックオーシャンが間に入り、企業の有益な情報を研究会の対象者に送ることで、研究分野に関連のある情報だけを学会員は取得することができ、タイムリーで効率的なアプローチが可能になります。

「学会と産業界の距離をググッと縮める」産学連携の新しい潮流づくりを目指して、当面は本サービスを無償で提供してまいります。


■電子情報通信学会(IEICE)
電子情報通信学会は、創立100年以上の歴史があり、現在会員数が約26,000人(学生会員数約3,800人)となっている、電気系・情報系で国内最大規模の学会です。
扱っている技術テーマは、人工知能、画像処理、機械学習、IoT、データ工学、スマートシティなどで、現代の生活に必要不可欠な技術やこれからの時代を作っていく上でも本流となる技術を取り扱っています。
 
■今後の展望
まずは、IEICE Connectを通じての採用や共同研究などを年間300件程創出していくことを目指しています。
テクノロジーの力を用いて、日本はもちろん世界中をより豊かで可能性にあふれた社会にしていく上で、産学連携のさらなる強化は大きな鍵となります。弊社はこの取り組みを電子情報通信学会だけにとどまらず、他の学会にも拡大していくことで、産学連携および学会振興の一助となりたいと考えています。

■電子情報通信学会 副会長 山中教授からのコメント

オープンイノベーションが叫ばれている現在、外部の技術をタイムリーに取り入れる事は、先端企業としてはスピードの速い現在は必須です。また、基礎学術とビジネスの距離が短くなり、画期的な研究が即座にビジネス化されています。昔のように、研究は社会から少し離れて、論文のみを成果と考える時代は終わりつつあります。論文はもちろん、それを社会に実装する事への活動の中、学会の機能は一段と重要になっていきます。
オープンイノベーションの先を行く米国では、国際会議は人材を見つける大きなチャンスとなりつつあります。国内最大級の電子情報通信学会は、エレクトロニックス、情報技術、ネットワーク、メディア、セキュリティ、AIとその応用、それ以外でも注目していくべき最先端な技術の宝庫です。
このIEICEコネクトは、キーワードを複数与えて、プッシュすると、それをカバーしている研究者グループに直接リーチできるシステムです。日本が世界と戦っていくためには、この技術と人材の宝庫であり、いろいろな会社や大学に所属している技術、人材を活用することが必須です。ダブルアポイントメント(複数の企業で働く)や、副業を奨励する企業の潮流は、まさに自らを多様化させる努力です。

■当社代表取締役 長井のコメント

大学や学会には様々な能力や知恵があふれていますが、残念ながらそれらの能力や知恵が社会につながっていくための交流インフラが弱いという問題があり、これらの知的な才能を社会に流通し花開かせるための活動が必要だと感じております。
私たちテックオーシャンが、学会員の皆さん(教員、学生、技術者)がより社会とつながりを持ち、より活性化していくための営業担当、Hub役、マッチング担当を担うことで、さらに豊かな社会の創出に貢献していきたいと考えています。
電子情報通信学会は、これからの時代を作る技術のど真ん中の学会であり、国内最大規模の学会であることから、この活動が産学交流促進の大きな流れの呼び水となるようにプロジェクトを推進してまいります。

 ■お問い合わせ先
<IEICE Connectのサービス内容に関して>
https://techocean.co.jp/contact/
お問い合わせ内容の項目にて、「電子情報通信学会(IEICE)との連携について詳しく聞きたい」にチェックを入れてお問い合わせください。

<当プレスリリースおよび取材に関して>
Tel:03-6383-0433
E-mail:morikawa-s@techocean.co.jp
(広報担当:森川)

<IEICEへのご連絡>
一般社団法人電子情報通信学会 会員課 
service@ieice.org 
https://www.ieice.org/jpn_r/index.html

■理系採用ツール TECH OFFER

TECH OFFERの利用企業数は現在250社。TECH OFFERでは、機械、電気電子、情報系、化学系、建築土木系などのサービス利用学生に対して、所属大学や学歴、出身都道府県、希望職種、技術スキル、性格特性等に応じて声掛け型の採用アプローチを自動で行えるほか、事業部ごとや事業所ごとにアカウントを持ち採用活動を展開することが可能となっている。
これを支えるのは日本全国の大学研究室及び大学教員約40,000人とそこに紐づく約100万件の技術キーワードを収集した国内最大規模のデータベース。例えば、工場の自動化などに役立つ”画像処理”、”画像認識”、”IoT”などのキーワードを設定することで、それぞれのキーワードを研究の中で取り扱っている大学研究室に自動アプローチができる仕組みとなっている。
理系学生の採用においては技術スキルや素養を評価してのアプローチが学生から求められる傾向が強く、TECH OFFERの活用により技術切り口などで自社の魅力を伝えて採用につなげることができたという喜びの声が多数発生している。
 
TECH OFFER(学生向け):https://techoffer.jp/
TECH OFFER(企業向け): https://biz.techoffer.jp/
テックオーシャンHP: https://techocean.co.jp/
※サービス導入事例や理系採用ノウハウ集等は株式会社テックオーシャンのHPをご覧ください。